ノンジアミンQ&A ②
今月はノンジアミンカラーについて、美容師さんからよく頂く質問の
3つに注目してお答えしております。
今回は2つ目のクエスチョン
「アレルギーや刺激」についてお答えして参ります。
皆様から
『ノンジアミンカラーならカブレないの?』
『ノンジアミンカラーは刺激が無いの?』
といったご質問をよく受けます。
それでは『カブレや刺激について』ご説明いたします。
カブレは 接触性皮膚炎 のことで以下の3つに分類されます。
・刺激性接触皮膚炎 (原因物質 アルカリ、過酸化水素など)
皮膚が敏感な方や傷がある事でバリア機能が弱っている方が
化学物質により赤みや痛み等の症状を起こす皮膚炎です
皮膚の状態により症状が出るときと出ないときがあります
・アレルギー性接触皮膚炎 (原因物質 ジアミンなど)
化学物質から体を守るための免疫機能が過剰に反応し障害をもたらす皮膚炎です
かゆみを感じその後に赤みや腫れ等の症状が現れます
一度アレルギーを引き起こすとその物質に触れるたびに症状が現れます
・光接触性皮膚炎 (原因物質 紫外線など)
肌に触れただけで症状が起こる事はありませんがその部分に光や紫外線が
当たると炎症が起こる皮膚炎です
光の当たった部分のみが赤くなり発疹やかゆみ、水ぶくれ等
火傷のような症状が現れます
刺激性接触皮膚炎に対する対処法としては
○ゼロテクで薬剤塗布を行い肌に薬剤が付かないようにする
○保護剤を活用して肌への刺激を緩和する
○刺激の少ない薬剤を使用する
アレルギー性接触皮膚炎に対する対処法としては
○アレルギー物質を含まない薬剤(ノンジアミン)を使用する
つまり【刺激】や【かゆみ】といった症状は全て カブレ という事になります。
カラー客の中に
“カラーの施術中にピリピリ・チクチク刺激を感じる”
“カラーをした後2~3日頭皮がかゆい”
とおっしゃる方が多く存在します。
顔が腫れ上がる等の大きな症状でなければ病院に行く事を考えませんし
一週間程で症状が落ち着くので大したことは無いと思われがちですが
既にカブレを起こしていると考えた方が良い状況です。
アレルギーは回を重ねるごとに症状が重くなる傾向にあります。
かゆみ程度の症状だからと軽視をしているとその後に顔が腫れ上がる等の
重い症状へ変化をしてしまう事になります。
お客様の症状をしっかりと把握し、原因と対処法を見直していきましょう。
“カラーでカブレた” 場合に原因が何であるかによって対応の方法が変わってきます。
そこで必要になってくるのが パッチテスト となります。
次回のクエスチョンは
「パッチテストについて」
にお答えしていきます!
NEW
-
query_builder 2024/11/22
-
ノンジアミンフォローアップ②
query_builder 2024/11/15 -
ノンジアミンフォローアップ①
query_builder 2024/11/08 -
ジアミン除去とは?についてお答え致します③
query_builder 2024/10/23 -
ジアミン除去とは?についてお答え致します②
query_builder 2024/10/17
CATEGORY
ARCHIVE
- 2024/113
- 2024/103
- 2024/093
- 2024/083
- 2024/073
- 2024/063
- 2024/053
- 2024/043
- 2024/033
- 2024/023
- 2024/013
- 2023/123
- 2023/113
- 2023/103
- 2023/093
- 2023/083
- 2023/073
- 2023/063
- 2023/053
- 2023/042
- 2023/035
- 2023/024
- 2023/014
- 2022/124
- 2022/115
- 2022/104
- 2022/094
- 2022/085
- 2022/075
- 2022/064
- 2022/053
- 2022/045
- 2022/034
- 2022/023
- 2022/015
- 2021/125
- 2021/114
- 2021/105
- 2021/093
- 2021/084
- 2021/075
- 2021/064
- 2021/054
- 2021/045
- 2021/0311
- 2021/0210
- 2021/0110
- 2020/1210
- 2020/1110
- 2020/108
- 2020/091